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それぞれの​違和感

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Image from Gyazo

Q. 上の画像を見てどこに違和感があるか。

少し考えて見てからこの記事を見て欲しい。









A. 上の数字と下の数字が半角と全角で違う。

職業柄デザイン業や広告業に携わっている人間であればこの不揃いには違和感を抱くだろうし、 数字を使う仕事をしていれば全角の数字には少なからず違和感を抱くんじゃないかと思う。

とはいえその違和感を抱かせるこの貼り紙が何故存在するのかというと、端的に言えば、それを違和感を違和感として思わない側の人間が存在しているということだ。

(もしくは数字以外で違和感を抱くこともあるかもしれない)

これは貼り紙に限った話なので違和感を抱く人間に違いがあるのだと思うが、日常に潜む違和感というものは貼り紙以外にも色々あるのではないかと思っている。

例えば言葉遣いというものは割と形骸化されているものもあり (例:了解と承知の違い)、日常的に使用しているが特に気にも留めず違和感と思わないことはある。

もちろんそれはどうなのか? と疑問に思う人もいると思う。

そもそも違和感とは

「周りのものとの関係がちぐはぐで,しっくりしないこと」

出典:コトバンク

であり、上記の貼り紙では半角と全角との相互関係が不明瞭なため異物として感じられるのかもしれない。

何かしら人は違和感を抱いたりする(あるいはまったく何も感じない)とは思うけれど問題なのはそれをどう正せるのかということもある。

まさかこの貼り紙をする店に 「全角が気持ち悪いので直してください」

と言いに行けるだろうか。ましてやそんなクレームをしてもそもそも直るかどうか。

もちろん程度問題はあるが、大抵は違和感を抱くこと自体に違和感を抱いたりそれ自体に気にも留めない人の数が多いので、こうした問題はスルーされ続けている。

気になるといえば気になることではあるが、やはりそれも程度問題というか気にする人の問題なので、こうした違和感は気にしないままにしておくのがノンストレスなのかとも考えてしまう。

しかしながら自分自身の中の違和感アンテナは立てつづけないと悪しき習慣が続きかねないのでそこはしっかりとしなきゃいけないなとも思う。

気にし過ぎず、かつ何がどう正しいのかという価値基準を持って日々を過ごしたいと感じる。

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